以前から気になっていた日本を象徴するような絶景スポットに行ってきました。
運よく富士山が見れた感動とともに、本記事を書く中で新たな気づきもあり、再度訪れたいスポットになりました。
いざ、参らん!
名称 | 大淵笹場(おおぶちささば) |
住所 | 〒417-0801 静岡県富士市大淵1445 |
高速からのアクセス | 東名富士・新東名新富士インターチェンジより車で約10分 |
駐車場 | 無料駐車場有 第一駐車場(普通車25台、軽自動車3台、障がい者用1台) 第二駐車場(普通車2台、大型バス用2台) |
トイレ | 第一駐車場、第二駐車場 |
店舗 | 一部お茶の販売店あり |
滞在目安時間 | 40分程度(写真撮影、散策) |
訪問日時 | 2022年9月(日曜日) |
結論!
茶畑越しに見える富士山の景色では、現時点で私はここが一番美しいと思います!
季節ごとに違った富士山と茶畑の景色を楽しむことでき、その絶景に圧倒されました。
一度訪ねる価値は、十分にあります!
以上のように感じた理由等を現地の写真含めご紹介!
↑富士市公式HPの「大淵笹場」紹介ページです。詳細な地図、アクセス方法等が記載されているため、是非事前にご確認ください。
大淵笹場とは?
ご覧の通り、富士山と茶畑の美しい景色を眺めることができる絶景スポット。
どこかで見覚えがあるような景色ですよね?
ここの風景写真は、富士山静岡空港やJR東海の静岡県の告知など多くの場に使用されており、目にする機会も多いです。
ここまで広大な茶畑越しに綺麗にそびえる富士山を撮影できる場所は、かなり珍しいし、自分は初めて出会いました。
そして、写真を見て何か気づきませんか?
(私は、帰り際パンフレットの説明を見た際に気づかされました(‘Д’)。)
そうなんです、電線や家などの人工物がほぼ見当たりありません。絶景と写真撮影に気を取られ、当たり前に感じていました。
この景色は周辺地域の方々による保全活動により大切に守られ、維持されてきたのです。
大淵笹場のパンフレット:富士山と茶畑の郷 大淵笹場
大淵笹場のパンフレット:茶園を風景を 未来に残すために
富士山の南麓は江戸時代より茶栽培が盛んな地域で、大規模な茶園が多くみられました。
しかし、居住地の増加や農地の機械化、高齢化による放棄地の増加によって茶園の景色は減少していきました。
この大淵笹場は、半世紀以上の間たった4軒の農家によって保全されてきました。この地を終わらせてはいけない、未来に残していかないといけない。
そんな思いで、笹場のある大渕二丁目地区の有志が集まり「大淵二丁目ささば景観保存会」を設立して茶園や周辺施設の共同管理をしているそうです。
淵富嶽三十六景 駿州片倉茶園ノ不二 葛飾北斎
片倉は大淵地区の地名で、笹場の少し南あたりを描かれたようです。
絵の中央や奥の白い部分が茶畑で、茶摘みをする女性や、茶葉を運ぶ男性が描かれている。茶畑が奥まで描かれており、江戸時代から茶の生産が盛んだった様子を物語っている。
この絶景も様々な要素により出来上がったことを知ることで、見方が変わりより魅力が増しますね。
・電線や家など人工物がほぼない、富士山と茶畑の絶景ポイント
・江戸時代から大切に守られ、保全されてきた歴史
富士さんはきまぐれよ
富士さんは、いつでもそのきれいな姿を見せてくれるわけではありません。
自分は、年に3,4回程、富士さんを見に富士山のふもとのキャンプ場へ行くことがあるのですが、1度も富士山の写真を撮らなかった(きれいな富士山が見れなかった)ことはありません。
そのため、体感では7,8割ぐらいの確率で見れると思ってました。
富士さんがみられる確率
単純に富士さんが見られる確率を算出することは、困難でしょう。「見え方の尺度、場所、年ごとの違い等」様々な要因があり、また膨大なデータが必要となります。
ただ、静岡県富士市では、1991年から富士山が見られた日の記録を行い、その情報を公表しています。
そのため、今回はそのデータをもとに令和4年度の富士山が見られた確率を簡単にまとめ参考値としました。
ちなみに観測場所は、富士市庁舎8階から行ったデータであり、大淵笹場ではないためご了承ください。
令和4年度 富士山の観測記録
記録より令和4年度の1年間
富士山全体が見られた確率は「38.6%」 | 141日 ÷ 365日 × 100 = 38.6% |
富士山全体または一部が見られた確率は「61.9%」 | 226日 ÷ 365日 × 100 = 61.9% |
12月に富士山全体が見えた確率は「51.6%」 | 16日 ÷ 31日 × 100 = 51.6% |
きれいな富士さんを写真に収められることがいかに幸運かが確率より分かります。
また、自らが撮影をした12月は、ほぼ2回に1回しか撮影ができなかったかと思うとありがたみが増すとともに運が良かったと感じた。
富士さんの雪化粧
富士さんといえば、やはり白い雪をまとったあのたたづまいですよね?
その写真が撮れるであろう時期は、「1~5月、10~12月」の間で、ベストな富士山が撮れるのは3月だそうです。意外ですよね、私は、12月、1月あたりだと思ってました。
理由としては、3~4月は、富士さんの頂上付近の雪質が気温の上昇とともに水分を多く含むようになり、風に飛ばされにくく雪が多く残るようです。
そのため、私は富士山写真家の写真を見ても分かるように「3~4月」がベストではないかと思う。
↑富士市写真家のブログです。撮影時期の参考資料にさせていただきました。沢山の綺麗な富士山の写真が見れますので、よければ一読ください。
綺麗な茶畑が見れる時期
茶畑の新緑の季節は、一般的に4月の中旬ごろから新芽の葉が開いてくるとされています。そこから、新茶のもとになる新芽たちが摘み採られていきます。地域にもよるが、9月ごろまで摘み採りがおこなわれます。
そのため、「4月中旬~9月ごろ」がきれいな緑の茶畑を見ることができるでしょう。
最高の富士山がみれた確率とベストシーズン
ベストな雪化粧の富士山、茶畑がみられる時期は、
・ベストな雪化粧の富士山がみられる時期「3月~4月」
・ベストな茶畑がみられる時期「4月中旬~9月」
以上より、4月がベストな撮影時期であるとおもわれます。とても短いですね。
ただ、ベターな撮影時期であれば「3月,5月」でもその時の気温にもよりますが、十分きれいな写真を撮ることができるのではないかと思います。
ちなみにベストな撮影時期である4月の富士山が見られた確率は、「23.3%」です。
もう見られたら幸運だ!ぐらいのモチベーションで行く方が落胆が少なくてよいのかもしれませんね。
4月に富士山全体が見られた確率は「23.3%」 | 7日 ÷ 30日 × 100 = 23.3% |
4月に富士山全体または一部が見られた確率は「46.7%」 | 14日 ÷ 30日 × 100 = 46.7% |
・富士山全体がみられる確率は「38.6%(令和4年度)」
・ベストな雪化粧の富士山、茶畑がみられる時期は「4月」。ベターな時期は、「3月,5月」
写真を撮って、たそがれて
大淵笹場看板:北斎も観たかった大淵笹場
現地では、写真を撮り、ベンチが沢山あるためそこでのんびり富士山を眺めていました。
駐車場、トイレは完備されているため安心です。ただ、観光地ではありますが、お土産屋はないのでご注意ください。
上写真の奥の小屋では小規模ですがお茶を販売していました。
この絶景で飲むお茶は最高ですね。
↑大淵笹場で生産された茶葉を販売しています。大淵笹場の紹介や動画、お茶や大淵笹場のへの熱い思いがつまっているので、よければ一読ください。
総評:最高です、ベストな時期にまた訪れたいです。
やはり茶畑越しに見える富士山の景色では、現時点で私はここが一番美しいと思います!
ただ、一度きれいな写真を撮ることができたので二回目はないかなと思っていました。
しかし、今回の記事を書いていく中で4月が撮影にベストな時期であることが分かったので、さらにきれいな茶畑と富士山が撮れるようにまた訪れたい欲が湧いてきました。
おそらく、また行きます。そして、今回は、お茶も買わず募金だけして帰ってきてしまったので、次回はお茶も購入したいと思います。
乞うご期待!
評価項目 | 評価(MAX☆5つ) | 一言コメント |
オススメ度 | ★★★★★ | 一度訪れる価値は十分にあります。ここほど富士山と茶畑をきれいに撮れるロケーションは中々ないです。 |
満足度 | ★★★★★ | 富士山が見られれば満足度★5、見られなければ★0。表裏一体です。 今回は、見られたので。 |
コスパ | ★★★★★ | 無料駐車場があり、気軽に絶景が楽します。また、トイレも屋外ですが綺麗に管理されており良きです。 |
タイパ | ★★★★★ | 駐車場(第一)から絶景までは、若干坂道ですが舗装された道路を徒歩5分程で行けます。また、服装を選ばず気軽に行けるのも良きです。 |
こんな方にオススメ!
・きれいな映える富士山の写真を撮りたい
・茶畑越しの富士山の写真を撮りたい
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